保育士の宿題!園長に提出したものを公開

保育士の宿題!園長に提出したものを公開

保育に関する、とあるテーマについて意見・提案を聞かせてくださいという宿題に対し、はる蔵なりの意見を書いて園長先生に提出した内容をここでご紹介します。

ちなみに約1年前、保育士として一時的に復職した際に課せられた宿題です。
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そして園長の問い・テーマは以下の3つ。

  1. 大きな声を出さなくても指示が通るようになる方法とは?
  2. 遊びの工夫(5歳児クラスの午後の遊び方)を提案してください
  3. 子どもと先生の関係について

A4用紙1枚以上で提出というルールで、保育士全員に上記の宿題が出されました。

以下、はる蔵が提出したそのままの内容です。

大きな声を出さなくても指示が通るようになる方法とは?

未だ模索中なのですが、話を聞いてもらうには声のボリュームよりも第一に子ども達の興味を引くことなのかもしれません。

しかし大きな声を出すことは時には大事なことなのだと思います。自身まだまだ未熟なのですが、抑揚をうまくコントロールしながら子ども達に言葉がけをする先輩保育士をみていてそういった考えに至っております。

遊びの工夫「5歳児クラスの午後の遊び方」を提案してください

個人的な意見の結論から言えば、現行のまま午後は自由遊びで良いと思います。とは言えこの問いに対して正解はないのかもしれません。

職員会議の際に一案にも出たコーナー遊びも良いと思われるが、5歳児であればある程度自分たちでその環境を作ることが可能だと思います。現に一時保育室では玩具を使って境界線を作りおままごとなどのごっこ遊びをしている様子が見られます。
限られた環境の中で子ども達主体で遊びを工夫して考え、それを実行できる時間も必要だと思う。

私が4歳児クラスの担任をした時には自由遊びの中でお手紙を書いたり・前日の塗り絵の続きをしたり、毎日うんていの練習に励む・なわとびの練習・サッカーの練習に励む子などもいました。
なので自由遊びの中で、自分のしたいこと・自分のできないことをできるようになるための子ども達の時間もあった方がいいのかなと感じました。

午前中の活動では集団保育という流れとなるが、そこで遊びを広げる保育など、ねらいのある活動をしていけばいいのかなと思います。言葉で説明するのは難しいのですが、そういった意味で各子ども達主体の時間(自由遊び)が必要なのかなと思いました。

子どもと先生の関係について

先生なんだから先生らしくあるべきというのは当然だと思いますが、自分自身とても悩んだ部分です。
子ども達にとってどういった存在の先生であるべきか、またはどういう存在でいたいのか、どういう関係を築きたいのか各保育士によりけりなのかもしれません。

いろんな先生がいます。園外の人間関係でも多種多様いろんな人がいます。
厳しい先生・優しい先生・明るい先生・いろんな先生がいて普通だと思います。厳しい先生としか築けない関係もあると思いますし、優しい先生だからこそ築ける関係もあると思います。
これもまた正解はないのかもしれません。

あとがき

この宿題は正解を求めているものではないと思いますが、自分なりの意見をこのようにまとめて提出しました。
きっと園長は各保育士の保育観を聞きたかった・知りたかったのかな?そしてその意見を活かしたかったのでしょうね。

この宿題を提出した後の話になりますが、5歳児クラスの子ども達は午後の自由遊び中に限り0歳児・1歳児クラスへ遊びに行くことができるようになりました。
いわゆるプチ異年齢児保育ってやつですかね。

結果的に5歳児クラスの女の子達だけが下のクラスに遊びに来て、抱っこしたり、鼻水拭いたりしてあげてました。
危なっかしい面もあったけど、しっかりしているな~と感心する場面もあって、このアイディア誰かも知らないけどナイスと思いました。

と言うか提出された全員の宿題内容を見たかったな。他の先生の保育観を知ることでまた勉強になることもあったと思うし。

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コメント一覧

  1. ももちゃん より:

    面白い提案ですよね。文章にして表すことで自分自身の保育観を見つめ直すきっかけにもなりますのでとても良いですね。
    おっしゃっている通り、園長先生に提出するだけではもったいない資料のように感じます。
    まわりの先生たちがどのようなことに気をつけて保育をしているのか、どんな保育を目指しているのかなど知るチャンスなのでぜひみんなで共有できるようにしたらいいのにと感じました。
    また、この資料を提出したのち異年齢の交流保育が行われたということですがとても柔軟な園長先生なのですね。
    新しいことを始めることを渋ったり怪我の心配ばかりする経営者も増えていますが、子どもたちにとってどんな保育がいいのか日々形を変えていっているところに園全体の魅力を感じます。

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