保育士の給料とその対価

保育士の給料とその対価

保育士の給料は月にどれくらいなのか気になる方は多いのではないでしょうか。
勤続年数や地域によってどれくらいなのか変わってきますが、ボーナスを含め私の経験をふまえた「保育士の給料」についてご紹介したいと思います。

給料(月給)・ボーナスについて

私が保育士として勤めていた頃の給料は手取りで月給15万円前後でした。
更にその給料から一定額支払わなければならないものがあります。それは月1で園内で行うピアノレッスン代や給食費、職員旅行の積み立てや絵本代などを支払わないといけませんでした。

ボーナス、いわゆる賞与は7月と12月の2回あり、30万前後ありました。
ボーナスは貰えることが本当に有難かったですし、金額の面では申すことは何もなかったのですが、毎月の給料の面では安すぎるなと感じていました。

限られた時間が少なすぎて持ち帰り仕事(タダ働き)ばかり…

保育士は子ども達が寝ている時間はお便り帳を書いたり、個人記録や月案、週案などを書かなければいけません。それだけではなく掃除をしたり、壁面を作ったりなどの作業をしなければいけませんが、子どもが寝ている時間なんて限られています。

そして寝ていても泣いて起きる子ども、1人泣いたら他の子どもも起きてしまうといった状況になるので、作業が進むことはほとんどありません。
その時間にできなければ、勤務外の時間に残って作業をしなければいけません。この残業している時間帯の分は給料には入りません。
家に持ち帰って作業することは毎日といっていいほどありました。

保育だけでなく、書類の作成や行事前の計画などの計画案を書かないといけないので本当に時間が足りません。
休みの日も保育園に行って午前中まで仕事をするということも何度もありました。

こんなに頑張っても15万前後の給料なので、退職していく先生は多かったです。
私も3年間勤めて退職しましたが、退職した理由の1つでもあります。

労働対価が釣り合っていない

最初の頃私は「子どもが好きで子どもと携わることができる仕事に就けたことだけでも嬉しいことだから、給料は少なくても大丈夫!」と思っていました。
しかし、働いている時にふと「こんなに一生懸命働いているのに給料に結果が表われていない」と思ってしまうことが増えました。

そして、自分自身結婚もしたいと思う気持ちが強かったので結婚をするにはお金を貯めておかなければいけません。
このまま保育士を続けてこの労働に対してこの給料というのはつり合わないと感じたので、退職することを決めました。

いくら子どもが好きでもやはり労働に対して給料に表われていないと続けていくには難しいと思います。

最後に

小さい頃から保育士になりたいと思っている方や、これから保育士になる方、そして今保育士として働いている方は、労働に対しての給料面を確認してみてはいかがでしょうか。

保育士は簡単な仕事ではありません。「命」を預かる大切な仕事です。

保育士の給料は決して高いものではありません。そして現実は退職してしまう方が多いです。

給料の面をもう少し改善できると潜在保育士も職場復帰する方も多くなるのではないかと思います。

この記事について

筆者:芽依ママ
保育士歴:3年
投稿日:2016年4月22日
記事編集:はる蔵

編集後記「給料にしては荷が重すぎる、だけど魅力的な職業」

保育士の年収、男性の給料じゃ心細い?で保育士2年目の年収を公開していますので、こちらの記事もご覧ください。

保育士さんのお給料で貯金はなかなか厳しいですよね。実家暮らしならまだしも一人暮らしになると尚キツイでしょう。それに手伝ってもらう人がいないと持ち帰り仕事も大変ですし。発表会の衣装準備とか家族にいろいろ協力してほしいことがあるんですよね。

はる蔵の知り合いなんですけど、保育中の活動における費用・画用紙など自腹で支払っている保育士さんもいらっしゃいます。
これは園によって様々だと思うので、あくまでも一例です。

命を預かる=責任重大な仕事でもあります。給料にしては荷が重すぎるということもありますよね。
相手は一人の子どもだけじゃなく、大勢の子どもを見守り保育するんですから…。

危険なことをしないようにお約束事をしたり、ダメな例の演技までしたり、念入りに予防に努めますが、どうしても予想だにしない動きもすることもあるので、目が離せないこの緊張感、お偉い方には分からないのかな?まだ判断能力も未熟なチョロチョロ動き回る子どもが何十人といるんですよ?

子ども達と縄跳びをして遊んでいても全体を見渡せるようにキョロキョロ。一緒に縄跳びして遊んでいる子ども達からは「先生見てるー?」なんて言われることもあるくらいです。相手が相手だからこそ一瞬目を離したら大事故となる可能性もあるんです。
こういった責任における緊張感、これは保育に限らずですが、物ではなく人ですから余計重いように感じまず。

資格所有者である潜在保育士が多くいるのに、現場復帰しない根本的な理由があるはずですよね。その一つが給料問題・労働問題ですよね。

関連記事
「給料よりも仕事量の負担を減らしてほしい…」保育士の給料と仕事量

書いている内に伝えたいメッセージが違う方向へ逸れてしましました。すみません。
ここまで悪い点と言うか問題点のみ主張して、お金のことでああだこうだ言ってきましたが、本来言いたかったことは違います。

お金はもちろん大事なものですが「お金の問題だけで夢をあきらめることはないように」そう願います。
たしかにお金としての労働対価に対しては不満がありますが、保育士という職業の達成感・やりがい…そういったものの魅力もお給料問題に負けないくらいあります。

関連記事として「保育士という職業に関する魅力」も合わせてお読みください。

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コメント一覧

  1. ももちゃん より:

    保育士の給料の値上げが随分と前から叫ばれていますが、実際に保育の現場で働くようになると他人事とは思えないことを知ります。
    子どもが好きだから。子どもと一緒に過ごしていたら毎日楽しいと思ったから。という志で働き始めても実際にボランティアではなく、自分自身の生活基盤を作っていかなければいけないので、そういった金銭面では苦労されている方はとても多いように感じます。
    また自分自身がピアノを苦手としているから個人的にピアノ教室に通うなどという自分の意志の下に行動しているのならばいいのですが、園によっては一年目の先生はこれをすること。という暗黙のルールがある場所もあるようです。
    クリスマス会になるとみんなでプレゼント交換をしたり保育雑誌は毎月購入しなければいけない。というものがありましたが、同期がたくさんいてみんながみんな同じ保育雑誌を手元に持っていたのでこれってとっても無駄だなーと感じていました。
    月々の給料はさておき、そういった小さな無駄は省けるように園全体として見直すべきことがあるのかどうか…話し合う価値はあるように個人的には感じております。

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