保育士の卵の方に元保育士2人から基礎的なアドバイス

保育士の卵の方に元保育士2人から基礎的なアドバイス

保育士になる前は色々と不安な気持ちでいっぱいだと思います。
保育士の卵の方にアドバイスだったり、私の経験したことなどをご紹介します。

ピアノの練習をしよう

保育士になる為には必須ともいえるのが「ピアノ」です。
ピアノを弾くことが苦手でも保育士になるとピアノを弾かないといけません。そして、逃れることはできないので毎日練習して下さい。

ピアノを弾けない方は、まずはピアノに慣れてください。毎日ピアノに触れることで弾けるようになります。

弾くことが好きだという方も練習を厳かにせず、曲のレパートリーを増やして下さい。
弾ける曲が増えることで、子ども達に色んな音楽を伝えることができます。

絵本や手遊びは対象年齢を考えること

絵本を読む前には子どもを引き寄せて集中して絵本を見てくれるように手遊びをします。

絵本・手遊びは、なるべく子どもの年齢・月齢に合わせたものにして下さい。
0歳児でいったら、オーソドックスの「いとまき」「大きな栗の木の下で」「しあわせなら手をたたこう」などがいいかもしれません。

絵本と手遊びにいえることですが、子ども達の顔を見ながらゆっくりと丁寧におこなってください。
絵本の読み方や手遊びの練習も必須です。

子ども達の気持ちを理解することと余裕をもって接することが大事

やはり子ども達の気持ちを一番に大切にするということを常に頭の中に入れておかないといけません。

未満児は食事を援助している時に嫌いな食べ物があると食べなかったり、わざとこぼしたりします。
そしてお昼寝の時間にはなかなか寝なくて少しイライラした気持ちになることもあります。

そのようなイライラした気持ちは子どもに伝わっています。

もう少し具体的な話をしますが、私が寝かしつけている時、なかなか寝ない1歳児の子が1人いて困ったことがあります。昼寝の時間に書類やお便り帳を書いたり掃除をしないといけなくて、つい焦ることも多々ありました。

その気持ちが子どもに伝わっていたようで、なかなか寝なかったのですが「自分に余裕がないから子どもにその気持ちが伝わってしまっているんだ」ということに気づきました。
そこで「眠れないのはどうしてかな?眠たいのに眠れないんだよね。大丈夫だよ」と優しく声をかけていきながら寝かしつけると、ビックリするぐらいすぐに寝てくれました。

やはり気持ちに「余裕」がないといけないということが分かりました。

早寝早起きと生活リズム

基本的なことですが、早寝早起きは学生の頃から心がけていた方がいいです。

早番・早出の勤務で冬だと真っ暗な時間帯に保育園に行かなければいけません。早く寝ないと早起きすることも大変なので、生活リズムをしっかりしておいた方がいいですね。

最後に

実習中に挫折して保育士になりたくない・進み道を迷う方が多いです。実習とは違い、プロの保育士・先生として働くことは大きく違います。
先生として働くことはすごくやりがいもありますし、先生達や保護者の方、そして子ども達に認められていると感じることができます。
保育士になりたいと思って夢を追いかけている方は是非一度なってほしいです。

この記事について

筆者:芽依ママ
保育士歴:3年
投稿日:2016年4月21日
記事編集:はる蔵

編集後記「はる蔵からも各項目のアドバイス」

芽依ママさんと同様の項目で補足・コメント・少し異なる視点で、はる蔵からもアドバイスさせてください。

ピアノの練習をしよう

この部分は自分自身、とても後ろめたさがあります。
それでも園歌・おやつの歌・帰りの歌・誕生会・季節の歌・参観日・その他行事とか頑張って練習して実際に弾いたりしましたけど、基本は全力で逃げていました。

ちなみに今では弾けていた曲すら忘れてしまい、弾くことができなくなってしまいました。特にピアノが苦手な人は弾けるようになったとしても、定期的に練習はしておくことをすすめます。

ピアノを弾ける曲のレパートリーを増やしておくことは、リトミックやイス取りゲームなどの遊び・活動としても活躍できますし、とりあえずピアノの練習はしておきましょう。

男性の方はこちらの記事「男性保育士のピアノ問題」もご覧ください。

絵本や手遊びは対象年齢を考えること

これは基本的なことなんですが、年齢にあっていないと集中力がもちません。絵本選びで言ったら内容はもちろんページ数や1ページあたりの文字数も重要ですね。

あともう1つアドバイスなんですが、絵本の読み聞かせも手遊びも抑揚等がポイントですよ。強弱だったり、スピードだったり、トーンだったり、読み手の表情だったり、工夫して練習してみましょう。

同じ本を読み聞かせても上手な保育士さんと下手な保育士さんとでは、子ども達の反応・様子にあきらかな差があります。

子ども達の気持ちを理解することと余裕をもって接することが大事

芽依ママさんの具体例とその対処法、これめちゃ大事なことです。イヤイヤ期もまず気持ちの理解とそれを認めることが大事ですし、それでイライラしちゃってはダメ。
イヤイヤ期も成長の表れであり普通のことですから、そう割り切って優しく受け止めてあげるといいですね。

そして余裕を持って接することは超大事です。
保育士が困る場面や泣きやまないという時こそ余裕をもって接することが大事です。感情的になってつい怒ってしまったり、焦った表情をして顔がこわばってしまったりしないようにしてみてくださいね。

余裕が安心感を与えるのかもしれません。逆に余裕のなさが不安感をより増させているのではないでしょうか。

早寝早起きと生活リズム

保育に限ったことじゃなく社会人として普通のことなんですが、体調管理・自己管理も仕事の内です。
保育中に眠くなってしまい、目を離していてケガ…なんてことのないようにしてください。

寝不足で体調不良となり欠勤したら、園・子ども達に迷惑がかかります。もし1人担任だったら、もし大事な行事が控えていたらなどと考えていただければ、体調管理も仕事の内ということが分かると思います。

病気ですから誰も責めようがないし、誰でも起こりうる仕方がないことなんですけど、最低限未然に防ぐための予防はしておくべきですね。
その1つとして早寝早起きが大事なことでもあります。

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コメント一覧

  1. ももちゃん より:

    ピアノは保育の現場には必須条件になっています。短大でもピアノの実施テストなどが行われているところも多く、弾くだけではなく歌う。つまり弾き歌いをするということは小さい頃からピアノを習っているような人でないとなかなか難しいことのようにも感じられます。
    発表会で保護者にいいものを見せるため。ということで保育者のピアノ能力にかなり期待している園もありますが、その反対の園があるのも事実ですね。
    多少つっかえてしまっても先生が笑顔でニコニコしながらピアノを弾いてくれて子どもたちがそれに合わせて身体をユラユラさせながら季節の歌を歌っているようなところもありますのでかなり差があるように思います。
    とにかくピアノに触れることが大切なので子どもが帰った時に数分間でもピアノに触れる…そういったことの繰り返しで先生自身も成長していけるのではないでしょうか。

  2. みかんてぃ より:

    本当に絶対ピアノじゃないといけませんか?
    これは保育社会の問題になってしまいますが、本当にピアノは必要ですか?
    CDでもいいじゃないでしょうか?

    ピアノは中々難しいと感じる人も多いですね。
    特に実習の時になんてピアノを求められたら、短大入学からピアノを触り始めた人には苦痛でしかないですね。
    さらに実習で緊張しているのに、間違えないかなど不安でしょう。
    日誌を書いたりして寝不足にもなるのに、ピアノの練習まで。負担でしかありません。

    確かに必要とされているなら習得は必須なのでしょうが、私はピアノでの伴奏はそんなに必要とは感じません。

    練習したけどたどたどしくて、途中で止まっちゃうぐらいなら、CDを使った方が確実な気がします。

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