特別感のある手作りハンコで子ども達のやる気を引き出す

特別感のある手作りハンコで子ども達のやる気を引き出す

子ども達のやる気を最大限に引き出させるのも保育士の務めですよね。そんなやる気を引き出すようなアイディア提供をしたいと考え、手作りで消しゴムハンコを作ってみました。

自分の保育スタイルに合わせたハンコ作り

あらかじめ言っておきますが、デザインはFacebookのいいねを参考に…いや、パクリました。

はる蔵が保育士だった頃なんですが、子ども達にグッド・いいねの意味を込め、このハンドサインをよく多用してました。
この表現がいいのか分かりませんが、とある子のお母さんから「娘にグッドとされて泣きそうになった」といったお話を聞き、感謝されたこともあります。
そんなこんなで自分の保育スタイルに合わせてこのデザインを採用。

はる蔵の場合はトレーシングペーパーを使用しないで、消しゴムに直接下描きしました。そして下描きをもとに彫刻刀で彫っていくだけ。
いいね!の消しゴムハンコ彫り

※ハンコは押した時に反転しますのでご注意ください。

手作りハンコで押したスタンプ
作業スピードや個人差もあると思いますが、はる蔵の制作時間は約40分でした。

少し手間がかかりますが「たいへんよくできました」のように文字を含めるのもいいですね。今回作ったハンコですと、やはり「いいね」という文字が最適ですね。

特別なハンコだと子ども達に認識させる

以下、主に3歳児・4歳児・5歳児を対象した内容です。

正直言って市販のハンコでも十分やる気を引き出せると思うのですが、あえて手作りにする理由は特別なハンコと子ども達に認識させるためです。

そこで特別感を与えるために、子ども達の前で作るのがポイントです。保育中だと問題なので、休憩時間等に子ども達の前で見せつけるように作りましょう。
ただし、彫刻刀は大変危険なので一定距離を保ち、子ども達を近づけさせないようにしてくださいね。

彫っていると子ども達は興味を示して「なにしているの?」と必ず聞いてくると思うので、そこで「先生が涙が出るほど頑張ったと思うお友達に押すハンコを作ってるんだ」などと大げさに言う。また「これはね、素晴らしいって意味なんだ」とハンコの意味も説明してあげるといいですね。

ねらいと使い方は保育士次第

スタンプ帳を作ってあげたりして全部貯まったらご褒美でもいいですし、ハンコの使い方は保育士次第です。スタンプを押す条件の設定も、各保育士のねらいによって変わるでしょう。

追記「正直、消しゴムだけじゃ押しづらい…」

消しゴムハンコを作ってみたものの、消しゴムの厚さか柔らかさに問題があるのか、とても押しづらかったというのが本音です。
というわけでその点を改善してみました。

ちょうどいい大きさの木製ブロックを用意して、消しゴムと木を木工用ボンドで固定。
持ち手
これで持ち手部分が完成。

それと、どんなハンコなのか分かりやすいようにしておくといいですよ。1つだけならいいのですが、複数のハンコがあるなら尚。
識別イメージ
絵が分かりやすいだけじゃなくて、識別しやすかったり、上下反転などのミスも防げますよ。

今回のケースですと折り紙の上にハンコを押して、それを木の大きさにカットしてデコパージュ液を塗りました。

見た目は少し微妙なんですけど、この改良したハンコで実際にスタンプを押してみたのですが、とてつもなく安定度が向上しました。

簡単なので絶対にやってみた方がいいですよ。

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コメント一覧

  1. うえきち より:

    手作りハンコは考えたことありませんでした。そして『子ども達に特別なハンコだと認識させる』ことで子ども達はこのハンコを押されたとき、とても喜ぶだろうと思いました。
    子ども達は作って遊ぶことが大好きなので、消しゴムハンコを保育士が、持ち手部分を子ども達が貼り付けるという活動をしても楽しそうですね。
    できた作品を友達と見せ合いしたり、色んな色や紙を使って押すときっと大喜びですね。

  2. ももちゃん より:

    手作りハンコ…とっても魅力的で私も試してみたいなと感じました。
    私が以前働いていた現場では給食を完食したらご褒美シールをあげるということになっていましたが、食に関しては個人差が激しく、正直「完食」というゴールが一人一人かなり差があることを感じました。
    身体の大きな子にとっては完食するなんて当たり前のことですし、なんなら毎日おかわりしている子どももいました。
    また、生まれたときから身体が小さく食がとても細い子にとっては完食というものがとても大きな壁になっていました。
    一人一人こんなに差があるのにみんなを同じ定規ではかるということにとても違和感を感じていました。
    「特別なハンコ」の使い道はひとりひとり違う。結果だけではなくどんな工程でそうなったのかを見ながら一番いいタイミングで使えたら子どもにとってかなりの威力を発揮しそうです。

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