給食のアレルギー対応等、調理員と保育士の連携

給食のアレルギー対応等、調理員と保育士の連携

保育園と言えば、温かいおいしい給食が醍醐味ですよね。私が勤めていた園は、給食室があり3名の調理師・調理員さんが毎日大量の給食を作ってくれていました。

調理師の資格ありなしかかわらず、以下「調理員」と表記します。

保育士と調理員の連携

私が保育士として勤めた8年間、給食関係で一番大きく変わったことが『アレルギー対応』です。8年前と現在は全くシステムが違っています。
離乳食からアレルギー対応の給食まで全て対応し調理してくださる調理員さんは、保育園にはなくてはならない存在です。

今は食物アレルギーの子も多く、対応もその子によって様々です。私のクラスにも3名ほど食物アレルギーの子がおり、園全体では20名近い子が除去食等の対応をとっていました。少しでも間違えれば、子ども達の命にかかわるアレルギー対応。そのため、調理員と私達保育士の連携は常にとっていました。

私の園では毎月、保護者に給食表を配り除去するものを記してもらいます。それを園で保管する用、調理員さんに渡す用、担任用と3枚コピーしていました。
給食を運ぶ際は、食器にどの子の除去食か名前を書き、調理員さんと共に確認して受け取ります。そして、保育士がそれをその子へ運び、完了です。

私が勤めていた保育士人生の中で、調理員さんが除去食等の間違いをしたことは0回です。全くありませんでした。
もちろん、1度でもあってはいけないこととは分かっています。しかし、こうして数字にしてみると調理員さんがどれだけ毎日神経を研ぎ澄ませながら、子ども達のために給食を作ってくれているのか分かります。

0歳から5歳までの、様々な給食を毎日作ること、私には到底真似できません。本当に保育園の給食は安心して口にできるものの一つだと思います。

調理員さんと子ども達

先ほど保育士と調理員は密に連携を取り合っていると言いました。では子どもたちとは、と言いますと、我が園ではこれまたけっこう密な関係でした。

例えば、園で取れた野菜を子ども達が収穫します。すると、子どもたちは何のためらいもなく給食室の扉をたたき、「○○さーん!これ、給食に入れて下さーい!」と頼みに行くような、そんな関係です。そんな子ども達から笑顔で野菜を受け取り、「じゃあ、スープに入れようかね。」と園長に確認を取り、その日の給食に入れてくれたこともありました。調理員さんから給食室内の大きな調理器具を見せてもらったこともあります。

保育と調理、という全く違う職種が同じ園で働いているのも、全ては『子ども達のため』の仕事です。保育園で子ども達のための仕事をしている者同士、私は良好な関係でありたいと思いますし、そんな調理員さんの仕事を子ども達に伝える義務があると思います。

勤労感謝の日には、毎年子ども達とプレゼントを作り「いつもありがとう。」と調理員さんに感謝の気持ちを伝えていました。

皆さんの園では、調理員さんの名前を子ども達は知っていますか?調理員さんの仕事を伝える、ということも子ども達にとっては必要なことなのかもしれません。

この記事について

筆者:yuuna
保育士歴:8年(幼稚園教諭の期間も含む)
投稿日:2016年5月1日
記事編集:はる蔵

編集後記「裏方の存在・感謝を忘れていませんか?」

幼稚園ではなく保育園への就職を希望し続けた理由の一つなんですが、それは給食です。給食の味が大好きです。家でも再現料理をしているくらいです。

たくさんの量を限られた時間でおいしく調理し、それから卵アレルギーの子には代食を作ってくれたり、大きさの調整など個々に合わせた離乳食を作ったり、本当に子ども達のために尽くし働いてくれている調理員さん。
それが子ども達だけではなく、男性だからと、おまけをくれたり、量を増やしてくれたり、保育士である自分にも気をかけてくださいました。

直接子ども達と関わり保育する保育士だけが、子ども達を育んでいるわけではない。裏方とも言える、調理員さんをはじめ、栄養士さん、事務員さんなどがそれぞれの持ち場や役割をこなし保育園が成り立ちます。

yuunaさんの言うように、子ども達と調理員さんが接点がもてる関係をつくること、とても素晴らしいですよね。

普段、子ども達にとってそこまで馴染みのない調理員さんなど、そういった裏方への感謝も忘れてはいけません。調理員さんがどのように活躍し、みんなのためにどんなことしてくれているのか、子ども達に給食のあれこれを教えていくのも食育として大事なことですよね。
こういったことが給食を残すこと、嫌いな食べ物のこと、食べ物を粗末に扱う行為など、そういった問題にも良い影響を与えるでしょう。

給食やおやつを食べ終わった後、お当番の子や目が離せない子にお片付けを手伝ってもらったりして一緒に給食室にいくことも多々あったのですが、調理員さんはほとんど全員の子の名前を覚えているんですよ。子どもと関わるのは運動会や発表会などの行事で年に数回なのに凄いですよね。

名前も知らない関係・一方的に名前を知っている関係よりも、お互い名前を呼び合える関係でありたいですね。

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コメント一覧

  1. ももちゃん より:

    子どもにとって保育士はとても身近な存在です。でもそれと同じくらい調理員さんも子どものことをよく考えてくれていて、子どもたちのことを支えてくれる存在なのですよね。
    保育士さんは一緒に遊んでくれたり寝るときに添い寝をしてくれる存在。
    そのためこどもたちにとっては必要な存在というのは自分たち自身もわかっていますよね。
    でも調理員さんに関しては幼い学年に関しては尚更、保育士が繋げてあげなかればわからない存在だと感じています。
    「調理員さんのおかげでみんなの給食があること」「みんなが大きくなって欲しいから一生懸命給食をつくってくれていること」「全部食べてくれたら嬉しいこと。」「みんなのお母さんと同じこと」など伝えて欲しいメッセージは数え切れないくらいあります。

    近年はアレルギーの子どもたちがとても多くなっていますので各クラスに数人アレルギーがいるのは当たり前なくらいの世の中になっていますよね。
    それでもひとりひとりミスがないようにみてくれる調理員さんには我々保育士たちも頭があがりません。

  2. emifuru より:

    短大卒業後、幼稚園・保育園と仕事をしたあとに、切迫流産になったということもあり、保育士を辞めて、子育てに専念したのちに10年のブランクを経て、保育士に復活しました。

    そのときにびっくりしたのが、アレルギー対応献立があることでした。そして、ひとりひとりの子供に合わせて調理をしているということでした。
    確かにアレルギーを持つお子さんに、ほかの子供と同じ給食を食べさせてしまうとアレルギー反応を起こし大変なことになります。でも、子供は年齢が低くなるほど、自分の給食も友達の給食も同じで、友達の給食にも手を伸ばして食べようとするのです。それこそ危険なことはありません。

    なので、アレルギーをもる子供の近くには必ず保育士がいて注意を払っていました。
    アレルギーを持つ子供の給食は調理師だけでも保育士だけでもいけません。お互いに協力し、情報を共有しなくてはいけません。

    今の世の中、アレルギーを持っている子供が多くなってきれいるような気がします。ますます、調理師と保育士の協力が重要になってくると思われます。やっぱり、どの子供にも暖かくておいしい手作りの給食を食べさせてあげたいと思うので。

  3. みかんてぃ より:

    アレルギーは最近検査する保護者も増え、除去食を食べる子どもが増えましたね。

    大きな保育園で、複数のアレルギーの園児がいる場合、プレートで分けたり、1つ1のラップに名前を書いたり、調理室から出すときに、調理さんと声を出して毎食確認したり。
    保育者も大変ですが、調理さんはもっと気を使って作ってくれています。

    私が保育園で勤めていた時、給食当番を作り、あいさつなどを係の仕事にしていましたが、必ず給食室に行ってお礼を言ったり、調理さんとの交流を持つようにしていました。

    個々に合わせた除去食を丁寧に気を使って作ってくれている調理さんには、日々感謝が必要ですね。

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